ANZAC Day|NZとAUの祝日

2020年4月26日

今日はニュージーランドとオーストラリアはANZAC Day(アンザック・デイ)。

端的に、何の日かと言うと、過去の戦争に従事し亡くなった兵士達を追悼する日です。
日本で一番近いのは終戦記念日でしょうか。

日本は終戦記念日は公休日ではありませんが、ニュージーランドと一部のオーストラリアではANZAC Dayは公休日です。

(終戦記念日とANZAC Dayはそもそもの成り立ちと意味が違うので、本当は比べるものではないのですが、日本人として一番置き換えやすい「記念日」が終戦記念日かなと思った為の比較です。)

ANZACとは?

意味

ANZAC = Australian and New Zealand Army Corps(オーストラリア・ニュージーランド軍団) の略

成り立ち

第一次世界大戦時、ドイツと戦争になったイギリスと共に戦う為に、オーストラリアとニュージーランドはそれぞれ出願兵で成り立った軍ーーAustralian Imperial Force と New Zealand Expeditionary Forceーーを派遣します。

エジプトに着いたばかりの両軍はイギリスの指揮下に置かれます。
両軍は2カ国編成軍として Australasian Corps と呼ばれる予定でしたが、両国とも自国のアイデンティティが失われるその呼び方を嫌ったため却下され、その後誰が名付けたか分からないけれども、ANZACと呼ばれるようになったそうです。

ANZACが最初に戦ったのは、1915年4月25日に作戦が開始されたガリポリ(トルコの西に位置するエーゲ海に面した半島)の戦い。中央同盟国であるオスマン帝国の領土にある海路を獲得する為でした。

もともとはこのガリポリ半島で戦ったオーストラリアとニュージーランドの軍をANZACと呼んでいましたが、その後徐々に「オーストラリアとニュージーランドの兵士」と言う意味で使われるようになりました。

The Anzac Day, Page 2 – The Anzacs

ANZAC Day はいつからある?

View this post on Instagram

I was moving to a new house today and came across this photo as I was packing and considering it was ANZAC day It seemed fitting to post about it. Top right is my Great Grandad, Edward Thompson as a German Prisoner of War. . . He was sent to fight on the shores of Gallipoli as a young 18 year old and as he was a National Sprinter (100m), he was first off the boats carrying 80lbs of gear up the hills, bodies lay around him in the water and on the beaches as he faced heavy machine gun assault and snipers. 5 out of every 6 people died that were in his battalion. . His Brother Charles Thompson arrived later in Gallipoli and died in a 3 day long bloody knife battle in the trenches that is widely considered one of the most brutal and horrific battles in history. He is buried there now. . . After this he was sent to Europe to fight on the western front at none other than the Battle of the Somme. It was here he was struck by a Shrapnel grenade, severely injured he was captured by the Germans as a POW. The Germans were nice enough to operate on his leg (it helps he spoke fluent German) and not only did they save his life they saved his leg which was severely damaged. The above photo is of him as a German POW with other captured soldiers at a factory in Germany. The location is next to it but I can’t decipher it/if any Germans recognise it let me know. . . He and a few other mates planned an escape and in early 1918 he escaped the facility after nearly 2 years as a POW. (Maybe he just walked out… you never know) He went on to work with British intelligence in the 50s and died as an old man in Adelaide, Australia and is buried with 8 pieces of shrapnel from the battle of the Somme still in his leg. He was the only brother out of 3 to survive the war.

A post shared by srdward ᛋᛁᛘᚩᚾ ᚹᚪᚱᛞ (@thegoldenvishnu) on

ANZAC Day の前身として、多くの戦死者を出したガリポリの戦いを覚えておく為に、記念日として設けられたのが1916年4月5日の半休の公休日です。

当日には各地の教会での礼拝集会が行われることが公示されていましたが、帰還兵達の「何十もの教会に分けられて、戦争で実際に戦ってもいない人間の話を聞きたくない。」と言う強い思いと、「式典のオーナーシップは自分たちにある。」と要求したため、式典は帰還兵協会が中心となって行われています。

その後帰還兵たちのロビー活動などを経て1922年に4月25日が公休日となりました。

Anzac Day, Page 4 – The making of Anzac Day; Page 5 – A sacred holiday

ANZAC Day には何をする?

2019年ANZAC Day War Memorial Service

通常であれば、夜明けに戦争記念館(War Memorial Museum)等で賛美歌を歌い、リースを供えたりする式典があり、各地でパレードが行われます。

式典が夜明けに行われるのは、4月25日のガリポリ上陸が行われたのが夜明けだったのと、戦時中、敵の攻撃に供え塹壕で待機するのが夜明けだった為です。

もともとガリポリでの凄惨な戦いの記憶を薄れさせない為に始まったこの ANZAC Day ですが、現在では過去の戦争で国のために戦った全ての兵士たちに感謝を捧げ悼む日となっています。

今年はコロナウイルスの為にニュージーランドは都市封鎖中なので、式典に行くのではなく各自家で追悼しましょうということになりました。

ANZAC Day に食べるもの

クリスマスにはブッシュドノエルやジンジャーブレッド、ハロウィンにはパンプキンやお菓子などと、生きる上で食は欠かせない為、成り立ちや由来は違えども大抵のホリデー / 記念日にはその日に関連した食べ物がありますよね。

ANZAC Day も例に漏れず、このホリデーに関連した食べ物があります。

それが ANZAC Biscuits です。

小麦、オーツ麦、ココナッツ、砂糖、はちみつ、ゴールデンシロップ、バター、ベーキングソーダで作るのが一般的です。

砂糖たっぷりのこちらのビスケットは、日が経つとカチコチになってしまうのですが、その分日持ちがきく保存食です。戦時中、何トンものビスケットを兵士たちの携帯食として送ったりしていたことから、ANZAC Day にはこのビスケットを食べる習慣があります。

普段からANZAC Biscuits を作っているベーカリーやお菓子メーカーもありますが、ANZAC Day 周辺のみ製造販売しているのが殆ど。ANZAC Day が近くなるとベーカリーやお菓子工場ではこのビスケットを作り始め、店頭に並び始めます。

カチコチになると齧るのが大変なのですが、出来たては本当に美味しいです。

ニュージーランドのお砂糖メーカーがレシピを自社サイトで載せていたので、下 ▽ にリンク貼っておきます。
興味がある方はぜひお試しあれ♪

最後に

@ Mt. Manganui

前世紀では世界大戦と呼ばれる大きな戦争が2回も行われ、今現在も世界のどこかでは戦争が行われています。

過去の歴史を見ても戦争がなかった時期などほぼありません。
悲しいことですが、おそらく人間という生き物が存在している限り、地球上から戦争はなくならないんじゃないかな…と漠然と思います。

しかしながら、前世紀の大戦のお陰で現代の先進国では戦争を避ける風潮であること、自分が先進国と呼ばれる国の平和な時代に生まれたことは本当に幸運だなと改めて感じました。

広告

日常系

Posted by Hanako