海外のカーリーガールがこぞって使っているナイトキャップ!
ディズニーアニメや海外ドラマくらいでしか見たことがなく、最初に見たときは、昔の人(?)や海外ではこんなの被るんだ〜くらいにしか考えてませんでした。カーリーガールメソッドをするまでは…
くせ毛/天パでナチュラルな自分のクセを活かしたヘアスタイルにしたいなら、ナイトキャップ(特にシルク!)がとってもオススメ。
今回はなぜくせ毛にシルクのナイトキャップが良いのかを簡潔に5つのメリットにして解説します。
Contents
1. 髪へのダメージを減らしてくれる
寝てる時、大抵は寝返りをうったり動いている人が多いかと思います。そして、寝具はコットンのシーツや枕カバーを使っている人の方が、シルクの寝具を使っている人より多いのではないでしょうか?
シルクの枕カバーじゃない人は気をつけて!普通の枕カバーで寝てると知らず知らずに髪にダメージを与えていることに。
カーリーヘアに有益な情報を配信してくれている美容師YouTuberのメルさんは、「ボンネット(ナイトキャップ)の外面の生地はどうでもいい。重要なのは中がツルツルしている事。このシャイニーな部分が髪を包んで朝の髪をツルツルピカピカにしてくれるの。枕は見た目からも手触りからも分かるように摩擦が起きちゃう。だからボンネットで寝るのはとっても重要!」と、カーリーヘアのスリープ(ナイト)ルーティン動画の中で語っています。
くせ毛って健康な髪を維持しててもドライでダメージヘアに見える上、本当にダメージヘアになったら取扱はさらに大変!ダメージ回避はできるかぎり行うのがベスト。
2. ヘアスタイルの保護
癖毛を活かしたヘアスタイルを実践すると、出てくる問題がスタイリングを何時するのか問題。
髪を濡らすと癖が綺麗に出るタイプは、お風呂に入った後が一番クセがいい感じになるはず。一日の終わりにスッキリする為、シャワーを浴びて髪も綺麗に洗って、さぁ寝るぞ!って時にまたがっつりジェルやらスプレーやら髪につけたくない…でも忙しい朝にまた一から髪を濡らしてスタイリングするのも面倒くさい…
そんな時、ナイトキャップがあれば、夜髪を洗った後に流さないトリートメントやカールクリームなんかで髪を保湿し、クセをつけながらディフューザー(ドライヤー)で乾かしてある程度のpre-stylingをしておくことができます。
髪をくしゅくしゅっとまとめてキャップに入れることで、寝ている間にウェーブかカールが伸びきってしまうことが防げて、朝は少しの手間でOKに。
3. 髪の毛が絡まるのを防ぐ
髪の動きをキャップで抑えてくれるということは、髪の毛が絡まり合うのも抑えてくれるということ。
なんとこの方法は1900年代前半に書かれた「Health and Beatuty Hints(健康と美のヒント)」という本や、同年代に発行されたアメリカの地方紙ロサンジェルスヘラルドの中にもある美髪を保つ方法。
Nightcaps ‘cover the hair, and have the added virtue of protecting it so that it neither snarls nor tumbles during the process. This makes combing in the morning a simpler operation, and the hair is benefited by being protected from the air.
ナイトキャップは髪を覆い、もつれたりくしゃくしゃになることを防いでくれるという特典があります。朝髪を梳かすのが簡単になり、髪は空気から守られることからも恩恵を受けるでしょう。
(Mixter 31)
Nothing is so “messy” as untidy hair, and the cap not only covers the hair, but keeps it from getting snarled and rumpled.
乱れた髪ほどボサボサで汚く見えるものはない。ナイトキャップは髪を覆うだけでなく、髪がもつれたりくしゃくしゃになるのを防いでくれます。
(Olivette)
癖毛はうねっている分、どうしてもストレートよりも絡まりやすいのは周知のこと。
絡まると髪の毛同士が擦れてダメージにも繋がるし、寝ている間にひどく絡れて解けなくなったりすることも。
ナイトキャップをしていれば、優しく髪を纏めてくれるので髪同士が絡まるのを防いでくれます。
4. 髪の保湿効果
英語圏でカーリーガールを牽引する老舗ウェブサイトNATURALLY Curly 曰く、髪を傷付ける上に水分を吸い取ってしまう目の粗い枕カバーで寝るよりも、シルクやサテンの優しい世界で包んであげるのがベスト。シルクは素材の種類でサテンは織り方の種類なのですが、Naturally curlyではシルクは蚕の繭から作られた生地でサテンはナイロンやポリエスターから作られた生地という呼び分けをしているみたい。
一応、ナイトキャップは目の細かい生地であればシルクでも人工生地でもどちらでも良いようですが、お勧めなのはシルク生地。
こちらは厳密にはナイトキャップのメリットではないのですが、ヒューストンにある皮膚科・レーザー手術センターに勤務する皮膚科医のジェニファー・ピーターソン医師は、「きめ細かく織られた滑らかな繊維のシルクは肌から水分を逃さないようにする効果があるので、シルクの枕カバーで寝た後はコットンの物で寝た時よりも肌が潤っているでしょう。」(意訳)とEveryday Healthのシルクが持つ7つの驚きの効果の中で言っています。
シルクで作られた枕カバーが肌の潤いを保ってくれるならば、シルクのナイトキャップで髪を包めば髪の水分もきっと守ってくれるはず。
実際私はナイトキャップをして寝た時の方が、何も被らず寝た時よりも、朝起きた時の髪がしっとりしています。
5. フェイスラインの皮膚の保護
くせ毛さんは特にストレートの人よりもヘアケア製品を多く使っていたり、植物性オイルをヘアトリートメントにしていたりしている人が多いのではないでしょうか?
ちなみに私は植物性100%のオイルを愛用中。
ウェーブヘアを保つためにカールクリームを使っているという方もいるでしょう。
そんなヘアケア製品が顔に付くことによって吹き出物が出来てしまう可能性もあります。また、せっかく綺麗にした肌に寝ている間に余計なものが付くのはなるべく避けたいところ。
しっかり保湿した髪をナイトキャップで納めてしまえば、寝ている間は髪も潤う上に肌もクリーンなままに保てます。
まとめ
- 目の細かい滑らかな生地のナイトキャップを被る事で、寝返りをしてコットン等の目の粗い生地と髪が擦れることで生じる髪へのダメージを防げる
- 夜お風呂に入った後に行うプレスタイリングを保護できる
- 髪同士が絡まるのを防げる
- つまり起床時に爆発頭になるのを防げる
- シルクの保湿効果で髪の毛の潤いを保てる
- 寝ている間にヘアケア製品が顔についてしまう事を防げる
おまけ/ナイトキャップの代用にはサテンのスカーフもOK
ナイトキャップが合わなかったり、買う前にちょっと効果を試してみたいなという方にはスカーフを代わりにすることもできます。その際はツルツルした面が必ず髪と接する面になるように気をつけてください。
スカーフをナイトキャップ代わりにする巻き方は難しくないので、動画を見て簡単に真似できます。参考にしてみてくださいね。
タイトな巻き方
緩めな巻き方
Sources
Bowers, Elizabeth Shimer. “7 Surprising Benefits of Silk – Skin and Beauty Center – Everyday Health.” EverydayHealth.com, EVERYDAY HEALTH GROUP, 26 Sept. 2013, www.everydayhealth.com/skin-and-beauty-pictures/surprising-benefits-of-silk.aspx.
Guido, Mell. OUR CURLY HAIR SLEEP ROUTINES FOR PRESERVING LONG AND SHORT CURLS OVERNIGHT (with My SEESTER! FUNNY). YouTube.com, Manes by Mell, 9 Jan. 2019, youtu.be/agaIvWIaumU. Accessed 20 Sept. 2021.
Meachum, Verna. “The Best Bonnets for Sleeping with Natural Hair.” NaturallyCurly.com, NaturallyCurly.com, 15 June 2021, www.naturallycurly.com/curlreading/curls/the-best-bonnets-for-sleeping-with-natural-hair.
Mixter, Margaret. Health and Beauty Hints. Cupples & Leon Company, 1910. Internet Archive, archive.org/details/healthbeautyhint00mixt/page/30/mode/2up?view=theater. Accessed 20 Sept. 2021.
Olivette. “Breakfast Untidiness Bad Form ‘* Nightcap for the Lady Wins Favor Among Fair Sex Members .” Los Angeles Herald, 1912. California Digital Newspaper Collection, cdnc.ucr.edu/?a=d&d=LAH19120409.2.136&srpos=33&dliv=none&e=——191-en–20–21-byDA-txt-txIN-nightcap——-1. Accessed 20 Sept. 2021.