ニュージーランドの治安〜私が引っ越す際に目安にしていること〜

2019年11月16日

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

ニュージーランドは日本以外の国としては比較的治安が良いとされています。

ですが日本国内でも危険な地域と考えられている場所がある様に、ニュージーランドでももちろん治安が悪い地域があります。

ニュージーランドでは小さい犯罪(空き巣や車上荒らし等)は多いけれど、シリアスな犯罪はあまりないと言う意見をちらほら見かけるのですが、実際はそうではありません。

人口が少ない割には殺人事件の割合が多く、2017年のUNOCDのデータでは日本の殺人事件発生率が0.24に対してニュージーランドは0.74。
国別ランキングで言うと、日本は168位でNZは146位。(出典:グローバルノート – 国際統計・国別統計専門サイト

ニュースを見てても結構殺人事件のニュースあるし、最近は反移民の感情が膨れてきているのでアジア人留学生が道端で急に殴られたり、インド人が経営しているお店に強盗が入ったり危害を加えられるといった事件が結構あります。

CBDを歩くなというのは難しいですが(NZの最大都市で観光地ですし)、地元でも治安が悪いと考えられている場所に無防備に行かない・どこが治安が悪いのかという知識を得るという事は自衛をする上で大事な事だと思います。

という事で、今回は地元でも定説の治安が悪い地域、そして私が引越しをする際に気をつけている事をシェアします。

定説の治安が悪い地域(オークランド)

まず地元民の間でコモンセンスになっている治安の悪い地域は以下になります。

  • Otahuhu以南
    • MangereやOtaraなど含む
  • Mt. Wellington(特にシルビアパーク周辺)
  • Glen Innes
  • Panmure
  • CBD
  • West Auckland

ただ、もちろんこれらの地域に住んできたけど全く問題ないという人はいますし、アメリカなんかのまじで危ない地域と比べると全然でしょう。

しかし夜になると酔っ払いが多くなるので、特にCBDなんかは気をつけた方が良いです。

なぜこれら地域が治安が悪いと言われているのか

全て家賃が安い地域で、貧困層が多いと言われている地域が治安が悪いと有名なのですが、一応なぜ治安が悪いと言われているのかの理由があります。

Otahuhu以南

もともとここら辺は工業地帯で働くアイランダー用に、政府が作った無料・激安団地(ハウジング)があったために貧困層が多く、アイランダーにはギャングに入ってる人たちが多い為に危険。
地元民も夜は歩き回らない地域。

地元民は一昔前と比べたら大分良くなったと言っていますが、車でオタフフなんかを走ると明らかにヤクでラリってるだろという人が歩いてたり、町の雰囲気も陰気な感じです。

一時期家賃が安いのと通勤の利便性から、引越し先エリアの候補にオタフフも入れていましたが、内見に行った家の壁になぜか血がべっとり付いてたのと町の雰囲気が悪いのとで止めました。

Mt. Wellington

ここはもともと貧困層地域だったようで、そのせいで治安が悪い。
空き巣が多く、お店のカウンターに置いてあるTipジャーなんかもよく盗まれる。

Mt. Wellingtonにあるシルビアパークショッピングセンターは、万引きのせいで出る損失がなかなか大きく頭を悩ませているそう。(元シルビアパークショッピングセンターマネージャー談)

Glen Innes & Panmure

こちらは大学が近くにあることから(?)家賃が安い。
また、学生が多い為にパーティーなどで酔っ払い同士が喧嘩になったり、道を歩いていたら酔っ払ったパーティー参加者に絡まれ事件に発展というケースもあるので治安が悪いと言われています。

車上荒らしが多い地域であり、車にいたずらされたりパンクさせられたりと云うことも多いらしい。

CBD

CBDは遅くまで飲んでる酔っ払いたちがいるので、夜はそういう輩がいるのも当たり前。
また、シティーセンターなので色んな人間が集まるせいか、オークランドで一番事件が起きているのがCBD。

West Auckland

Albanyなどのウェストオークランドも一般的に治安が悪いと言われている地域の一つ。
こちらはBogan(NZとオーストラリアのスラングで日本語にすると言わばDQN)が多い為に治安が悪い。

私が引越し候補地でチェックしていること

カメラ兄さんさんによる写真ACからの写真

私が経験則で気をつけていることなので、確実にこの方法で危険な地域かそうじゃないかを見分けられるわけではありません。あくまでただの参考としてください。

路駐している車があるかどうか

やっぱり治安が悪いよーって言われているとこや、車上荒らしが多いよっていう地域の内見に行くと路上駐車が他地域と比べて少ないなって思ったんですね。

んで、自分が車を持っている場合、大家さんや不動産屋さんも車はゲート内に駐車可能ってことを「売り」アピールにしてきます。

やはり車上荒らしが多いような地域って治安が悪いですし、不動産屋さんにご近所さん事情を聞くと「別に悪くはないけどまぁそれなりだよ。ただ治安が良いとされているとことは違うよね。」って言われます。

なので私の中では路上駐車しても大丈夫な地域かそうでないかは、治安を測る上での一つの目安になってます。

 町並み・町全体の雰囲気

最近は危険だと言われている地域も、新しく綺麗な家が建つ新興住宅地ができてたりして町並みが綺麗だったりするので確実な指標ではありません。
ですが、やはり見た目からして陰鬱としてあまり良い雰囲気ではないなと云う場所はあるので、そう云う時は自分の直感に従い、その地域は避けた方が吉。

治安が悪いと知らずに行った場所で、この町雰囲気悪いなぁなんか怖いなぁと思ってたらやっぱり治安悪いって有名な場所だったってことがありました。

明らかにやばいところは直感でわかると思います。
そういうところは家賃が安くても避けてます。
あと、旅行などでそういう場所に足を踏み入れてしまった場合は速やかに立ち去りましょう。

もし強盗・ひったくりなどの犯罪にあった場合

Daniel KirschによるPixabayからの画像

ニュージーランドの警察が常に言っているのが、家に強盗に入られたり路上でひったくり等の犯罪にあったりしても「抵抗しない」ということ。
こういった類の犯罪は物が対象なので、所詮は物なんだから盗ませておいて、命を最優先で守りましょうってことなんです。

また、もし強盗に入られて自己資産を守ろうと応戦してしまった場合、一応犯人の怪我の程度などにもよるのですが、場合によっては被害者が強盗犯に訴えられたり、被害者が加害者と判断されてしまうケースも。

ニュージーランドの法律では、資産・所有物を守るのに妥当な武力を使っても良いが、体を傷つけてはならないとしており、正当防衛が認められるには自身の身の安全が犯されていたことを証明しないといけません。

日本でも正当防衛を証明するのは難しいとはちょくちょく目にしますが、ここニュージーランドでも同じよう。

上記の理由もあり犯罪にあった場合、一番良い対応が「逃げること」。
ですが、命が脅かされたという場合、やむを得ない場合は自己防衛をしましょう。

最近あった事件

つい先月(2019年10月)にWest Aucklandで車を盗もうとある家の敷地に押し入った強盗が、家主に応戦された後病院で亡くなるという事件がありました。

まだ警察が事件を捜査中ですが、彼(家主)の場合正当防衛が認められるのか気になるところです。

詳しい事件の内容などはこちら↓

最後に

私が上記に上げた治安の悪い地域に行ったり、または住んだりすることで必ず犯罪に合うわけではないですし、治安が良い・高級住宅街と呼ばれている地域に住んでいるからと言って100%犯罪を防げるわけではもちろんありません。

ただ、危ないと言われている地域を知識として知っておくことは大事だと思いますし、住む場所を決める際こういう情報を知っているのと知っていないのとでは判断も違ってくると思います。

ニュージーランドはティーンによる空き巣や車上荒らし、暴力事件が結構多いです。
ですが彼らは捕まってもまだ未来のある若者だから、あるいは育った環境が悪かったから彼らのせいじゃない、ということで刑が軽くなること多いんですね。
なので余計に若者の犯罪が多いです。そしてティーンの強盗・暴力事件は治安が悪いと言われている地域がやっぱり多いんですね。

NZは比較的治安のいい国ですが、それでも日本よりは殺人事件の発生率が多いということ、また空き巣や車上荒らし、強盗が多いということは頭に置いておいて、自衛をきちんとしましょう。

“世界の殺人発生率 国別ランキング・推移 – Global Note.” GLOBAL NOTE グローバルノート – 国際統計データ専門サイト. Accessed November 15, 2019. https://www.globalnote.jp/post-1697.html.

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